四十路男の自然遊遊！

先日の釣行での話し

コロナのメリット＆デメリットが顕著に現れました。

午前中は風、波穏やかで快調そのもの。

正午くらいから風が吹き始め、次第に波も荒れてきました。

前にも書きましたが、コロナの船底は丸いです。



丸いのは悪いこともありますが横波をうまく「ふわん」と交わしてくれるメリットもあります。


深溝のキールが切ってありますが　↓



波風の中では、ミゾを彫る形状よりも、突起物としてキールがあるほうが直進性能は高いと思います。

今回、向かい風が吹いている時は、しんどいながらも何とか進んでくれました。

しかし、横風を受けると一気に風に押されて横に流されます。

近寄りたくない小磯の方へ、おっとっとお～！です。



コロナはサイド面が切り立っていてベタ面が多いため横風を受ける面積が大きいです。

おまけに喫水線も高いです　↓








ミゾが彫ってあっても水の流体力学的観点から見ると（一応、大学で流体力学勉強してました）、

ミゾは横風に対しての抵抗にはあまりなってくれません。

つまり流されやすいということです。今回はタンデムで前に子供が乗ってバウが浮き上がり

気味だったので余計に悪いほうに働いたと思います。横に流されないようにはやはり、

キールが突起物形状でないと横風に対して有効な働きをしないように思います。


あと、パドリングの話。

私、普段はノンフェザーで漕ぐ事が多いです。

カヤック始めた頃からずぅ～っとそうしてきました。しかし、今回の向かい風の中

フェザーで漕いでみると・・・「なんて楽なんでしょ！？」

前にもちょいとだけやったことありますが、私の中でフェザーで漕ぐ体の動きが確立してなかったので

しっくりきませんでした。今回はバッチリ、イメトレもしてましたので快調に（向かい風でしんどいですが）

漕げます。空中に出てる方の腕を前に押す力が雲泥の差です。スッスッス・・・と、楽ですね！

あえて、その中ノンフェザーにしてみると、腕の前押しの力のいること・・・。パドルが受ける風の抵抗は

かなりのものです。前にはじけさんや、若さん、ストクラさんが言ってたことが良くわかりました。

ただ、コレも皆さん言われてましたが、フェザーで横風食らうと、これまたビックリするほど

風でパドルを持っていかれます。どの漕ぎ方も良いとこ＆悪いとこがあるということを身をもって

体験できました。

ちょっと賢くなりました！